(C)一粒の種(9)
今朝、朝早くキキちゃんは起きて、原っぱの花を
見に行きました。
高さ4メ-トルはあるでしょうか。葉っぱも大きく
なって、新聞紙の大きさぐらいで幹の両脇に
すくすく伸びていました。
「もう、わたしは知らない知らない」
早起きのおじさんたちも、
「わしゃ、八十八になるんだが、今まで、こんな草、
見たことないな」
と言っていました。
しばらくして、ミミちゃんとモモちゃんがやって
来ました。
ミミちゃんと一緒に来たのは、めがねをかけた青年です。
「わたしのおじさんなの、学校の先生なの」
めがねをかけた青年は、
花の周りに集まったみんなに、
「わたしは学校で理科を教えていますが、植物で
こんな大きな草は見たことがありません。一度
大学に行って、植物学者の草森教授に見てもらおう
と思っています」
と、言って写真をパチリパチリと撮っていました。
見に行きました。
高さ4メ-トルはあるでしょうか。葉っぱも大きく
なって、新聞紙の大きさぐらいで幹の両脇に
すくすく伸びていました。
「もう、わたしは知らない知らない」
早起きのおじさんたちも、
「わしゃ、八十八になるんだが、今まで、こんな草、
見たことないな」
と言っていました。
しばらくして、ミミちゃんとモモちゃんがやって
来ました。
ミミちゃんと一緒に来たのは、めがねをかけた青年です。
「わたしのおじさんなの、学校の先生なの」
めがねをかけた青年は、
花の周りに集まったみんなに、
「わたしは学校で理科を教えていますが、植物で
こんな大きな草は見たことがありません。一度
大学に行って、植物学者の草森教授に見てもらおう
と思っています」
と、言って写真をパチリパチリと撮っていました。