2007年07月08日 (C)一粒の種(15) 町長さんが見えて、 「さて、この花の名前は何としょう?」 一緒に来ていた大学の植物学者の草森教授は 「クサモリ草としたらいかが」 「教授の名前に?、そりや、いかん。子供たちが 蒔いた種だよ」 「でも、植物学会だと、わたしの名前でないと 認められませんよ」 「そんな馬鹿な?」 町長は草森教授のずる賢い考えかたに反発 しましたが、仕方がなく、キキちゃんとミミちゃん そしてモモちゃんの名前を取って、 クサモリ・キ・ミ・モ草と命名しました。